【新宿 闇鍋会】目隠し風俗に行ったレポートとそのコツ
恋も仕事も頑張るオンナノコ向けWEBマガジンこと当ブログなので、オンナノコの話をしたい。
世の中の男性の平均的回数くらいにはエッチなお店に行くのだが、出来るだけネタというか「なんか分かんねえけど面白そうだぞ!」というお店に行くことにしている。フットワークが軽い、そりゃあVRAVも体験済みである。
結構な頻度で行っていると思われがちだが、人に話したくなるような体験をほぼ100%の確率で遭遇しているだけで、行った回数は世の男子の平均回数とほぼ同じだと思っている。代わりにいわゆるフツーの風俗店というのは行ったことがないな、よく考えたら。
さて、そんな不思議ハンターこと俺。いつもの様に裏モノJAPANを立ち読みしていると気になるお店を見つけた。ちなみに裏モノJAPANはオモコロのイラストレーターさんがよくイラストを描いているので要チェケである
デリバリーヘルス"ホテルヘルス型の拘束Mヘルス&エステ『闇鍋会(やみなべかい)』は、18~25才前後の若い女の子達だけのお店です。拘束・目隠し状態のお客様が女のコにイタズラされる、五感を刺激する妄想系プレイ。いままでにない新感覚風俗店です。
目隠し……
店のシステムをチェックするとホテルに着いたら目隠しをした状態で待機→女性が入室→シャワー→プレイ→シャワー→女性退室と、女性が帰るまで客は目隠しは外していけないというのが掟の様だ。なので、客は嬢の顔を見ることが出来ない。
これね、俺思ったのよ「これ!商売のヌーベルバーグじゃん!」って!!今までこういったお店って女性が可愛い・可愛くないが評価の基準になっていたじゃん?でも目隠しシステム導入によって、男は声から都合のいい様に女性の容姿を想像できるし、女性は見た目が悪くても(メイクをしていなくても)働けるし何より顔バレの心配がないとめちゃくちゃWin-Winなシステムやんけ!と。いや、素ン晴らしいね。
確かに声だけでしか女性を想像出来ないからこそ接客態度とかは重要になると思うけど、一番大事な評価基準であった顔の美醜をあえて見せなくすることで、客側は想像上の最高のオンナノコとプレイ出来るいうこのシステム。新しい!考え方がデイリーポータルZじゃんと思ったネ!
目隠し風俗はデイリーポータルZである!
この掛け軸を家に掛けやう!
僕自身マゾっ気があるのでウキウキ気分で(痛快ウキウキ通りを口ずさみながら)利用させていただいた。その時の体験である。
まず、店舗に向かって受付の店員さんにお金を払い指定されたホテルで待つというシステムだったのだが、お金を支払いワイワイ気分で階段を降りると、すれ違いで女性がそのビルに入って行った。そこで僕ちんの脳はこういう判断をした
『まさか……今のが今日のプレイ相手じゃないよな?』
ちょっとぽっちゃりの明らかに疲れた顔したオバサンだった。杞憂であってくれ!そう思いながらホテルへ向かった。いや、ないよね?目隠しなんだからさ、そういった鉢合わせちゃうなんてホスピタリティ、ありえねェっしょ?ないハズ!!!強い気持ちを持とう。
ホテルに着き、電話で部屋番号を伝えたら裸になりバスローブを巻いて目隠しをしながら待つ、これがこの店のルール、これが大人のマナー。「コンコン!」とノックが聞こえた。もちろんホテルのドアは事前に解錠済みなので女性が入ってくる。
「し゛つ゛れ゛い゛し゛ま゛ー゛す゛!」
ウッ!なんだこの声の太さとしゃがれ具合は!!刹那、階段ですれ違ったババアの顔が思い浮かんでしまった。『そういやちょっと太ってたし、あの疲れた顔は声がかすれてそうな声してたな……今の声質から逆算するとピッタリの顔だった様な……』
想像力で最高の女性を思い描けると思ったのにとんでもないトラップだ。脳って事前情報に撹乱されやすい……
いやいやいや!杞憂だ!せっかくの目隠しなのに自ずから可愛くない想像をするな!頑張れ俺の脳力!絶対かわいいオンナノコ絶対かわいいオンナノコ絶対かわいいオンナノコ……手のひらに書いて飲む勢いで脳からさっきのオバサンの情報を排除する。
嬢「この店初めて?どうして来たの?」
俺「ア……なんかちょっと楽しそうだなーって思って……ハイ」
嬢「そうなんだ〜、なにMなの?」
俺「ハイ……そうスね!」
嬢「この店多いんだよねーそういう人(笑)」
そんな会話をしつつ、俺はどうにかこの時間を出来るだけ楽しいものにしたいなという気持ちで軽く日常会話を挟むことにした。
俺「お姉さんの声、シブくてめちゃいいっすね!そういうの大好きです!」
声質が気になっていたのもあるが、一応褒めて相手の反応を伺うことにした。
嬢「エッ(笑)ウソでしょー?私ね、昼アパレル店員なんだけど、今セールだから声出さないといけなくてさ〜。もう声ガラガラ〜」
俺「いやいや!GSI(逆に・それが・いい)」
意外な情報が入手できた、アパレル店員か!ならちょっと若くて服も似合うオンナノコであろう!いや絶対そう、そう思おう!!さっきのFO(太ったオバサン)ではない!絶対ない!そう考えるとこの声もよく思えてきたゾ。いいぞいいぞ、いい調子だ、さようならFO、俺の脳から消えてくれ。
それから目隠しの状態で、嬢に手を引っ張ってもらいながらシャワーに向かった。目隠しでお風呂に入るというのはなかなかない体験で面白い。昔、電気消してお風呂入るのやらなかった?あれ、ドキドキしたよね?湯船に入ってフタまで閉めてサ!あれなんか好きだったね。
嬢「もう硬くなってんじゃーん(笑)」
俺「へェ……すいやせん……エヘヘへへ」
こういう時に「大きい!」みたいなウソをつく人は苦手だ。デカくねえっての!フツーかちょっと小さいンだよ俺のはよ!「こう言っておけばいいんでしょ」感にヒジョーに敏感なのでソコには厳しいよ、俺っちは。
シャワーを終えベッドに戻り「じゃあ始めるね〜」の一言。このかすれ声も好きになってきた。俺の頭の中ではルミネとかのアースミュージック系の緑のモッズコートを着ている、いわゆるフツーのお姉さんの像が出来上がっていた。会話の端々から「この人派手系ではないな」「ふむ、趣味とかは特にないのか」「音楽もあまり聴かないか」そういった情報から弾き出された最高値のオンナノコの顔を想像している。
するとお姉さんが俺の上に体を預けて来た。
この髪のパサパサ感、俺の体に伝わってくる重み、手から感じる年齢……
「いや!やっぱ先のFOで確(かく)やないかい!!!」
確なのかそうでないかは分からない。ただこのシステム、ホテルまでの道すがらは「出来るだけ下を見て歩く」というコツを覚えたのであった。