「好き過ぎる」と「マウンティング」は近いのかも知れない

 

このツイートを見た時に「あ。俺のLINEと全く一緒だ!!」ってなった。このアルフの人が他人には思えなかった。

 

「対象を好き過ぎる」のと「周りにそれを話す人がいない」この2つの条件が組み合わさると、それまで個人で密かに溜めていた「好き」を解放したくて情報量多くなるのは当然のことだと思うのだ。溢れた思いを誰か受け止めて欲しい。ツイートのアルフの人は半分ネタで過剰な情報供給をやっていると思うんだけど、相手が分からない位細かい情報をぶつけるのは自分も大好きでよくやっているのでめちゃくちゃ笑ってしまった。

たまに好きの熱量が同じ人を見つける。何をぶつけても「はいはい!3話の一瞬だけ出てきたやつね!ハンバーガーを頼んでいたやつ!!4話で死ぬやつ!(笑)」とか、返してきてゲラゲラ笑いながら「そんなん誰が覚えてんだよ!!」ってのが俺の好きなコミュニケーションであるが、そういう事をしてくれる人は数えるくらいしか出会った事がない。貴重である。

 

基本、俺は好きなものに対しては「産まれた経緯」「影響を受けたもの」「過去でそれに似たもの」など積極的に調べる事にしている。好きになったモノは言語化したいのだ。好きに対しては自信を持ちたい。何故かと言われると、多分知らない人にも魅力を伝えられる様にロジックで納得させたい欲が強いからであろうか。どんなにスターウォーズが好きでも「スターウォーズすげえ!超カッコいい!!」という感想で誰がスターウォーズを観に行くだろうか?その感想は使い捨てじゃあないですか?「好き」があなたにもたらしてくれる力ってもっとありません?素晴らしいモノはもっと世の中に広まって欲しいという考えが根底にあるからかも知れない。俺は好きなものに対してであれば時間をくれれば完全に相手をハマらせる自信がある。

 

そうやって「好き」を調べていく内に対象を深く知る事ができて、立体的に好きになっていく。その先で出会う諸々などにも興味を持って「好き」になるし、とにかく「好き」を掘り下げていく事に興味がある。好きに対しては絶対的な自信を持っている。俺を好きにさせるほど凄いのであればどんなに細かいところも吸収してお前のこと好きになってやる!という気持ちだ。なので「好き」の自分が知らない情報を求めているのだ。

「え!?そんな話もあるの?ウソ!それがキッカケだったのか!知らなかった!君の『好き』論を教えてよ!!はいはい、そう君は見てるのね!確かにそういう見方もあるね!クーッ!たまらん!!」と、キンミヤの梅割りを四文屋でガツキムチをかっくらいながら語るというのが求めているコミュニケーションなのだが、最近気付いたけど「好き」に対して深く掘り下げる人ってどうやら少数派の様じゃないですか?どうやら「好き」に対して、産まれた背景とかも気にならずにフワフワと「好き」について話したりするのが多数派みたいですね。

 

なので同じ対象を好きと言った相手が「好きって言ってもちょっと知ってるくらいだよ〜」ってなると、シュンとして「ああ、分かってくれる人が現れたと思ったのに…」と、悲しくなってしまう。どうやらその顔は不満の様に見えるようで「今、ちょっと見下したでしょ?」とか言われ、マウンティングと取られることが多い。

マウンティングという言葉が広まった事によって、マウンティンガー認定されてしまった人は多いと思うのだが、マウンティング以前に俺ら"好きな物を深く掘り下げたい人"には「シェアリング欲」という概念も存在するのよ。「好き」に対して他者と語った時間があまりにも足りていない。マウンティングとは別だぜ?語りたいだけだぜ?というのがある。

 

何故こういう人はマウンティングと見られてしまうのか考えた所、他者と関わらずに「好き」を個人で調べていたので、他者と関わってないし共有も出来ていないので単純にコミュニケーションが下手なだけなのでは?と思った。

コミュ力と引き換えに「好き」を求めた結果、悲しき人が今世の中に溢れているのである。

アルフの方にもいい語り相手が見つかるといいな。

 

 

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▲最近友人Pに彼氏がいるという事を聞いた時の俺のLINE。

 

友人Pはいい器っぷりなのでよく思いついたダジャレを送りつけたり、真剣な話をしている時でも合いの手にダジャレをぶっこんだりしてる。相手が分からない元ネタの話とかも気にせずふっかけている。そして無視をしてくれる。いい関係だ。

最近は「おおきちの話は5割くらい無視して聞いてる。別にリアクションを求めている訳でないのが分かった」と俺の扱い方を完璧にマスターしているので大事にしていきたい次第である。マスターオブパペッツ。

 

ONNN(おおきちナイトニッポンナイト)よろしくお願いいたします。ブレイキング・バッドにハマってしまい何も考えていません。おしまいだ、おしマイケル