この一週間俺はPUNPEEになろうとしてました

先週、ライムスター主催のフェス人間交差点へ行った。特に好きなアーティストはいなかったのだけど、どの出演者も何曲かは知っているし、なにより宇多丸のラジオ「アフター6ジャンクション」は平日帯番組のラジオのクセにめちゃくちゃに面白いので向かった。誘ってくれた友人にはサンクスもといトンクスと伝えたい。トンクスコ

 

で俺は初めて生PUNPEEを観たのだがもうこれが「ファー!!…これがPUNPEEなのか……」と思わされた。昔から名前も知っているし、周りにめちゃくちゃハマっている人もいる。またどちらかというと俺の顔は「PUNPEEに似ているかマイケル富岡に似ているか」で言うとPUNPEEに似ている方で、似た系統の人だなと思ったので気にはなっていた。俺は似ていると言われたアーティストを聴いてそのファンに好かれにいくイヤらしい所がある、そしてそれすらもおおっぴらにするカワイイ所がある。最近した心理テストの結果「何事も計算で動き、他人のことすら貨幣価値に換算する所があります」と辛辣な事が書かれていた。要はコスパ厨なのである。コスパよくモテる為、似ていると言われたアーティストは調べている。俺は高校の頃アジカンに似ていると言われたのでアジカンを真剣に聴き、君という花あたりの曲を好きになりそれをネタにアジカン好きの女の子と仲良くなることに成功した。ただアジカンは未だにカラオケで歌っているのでコスパ入りとはいえ好きは好きなので文句を言われる筋合いはない、文句は言わない様に。

 

で、その似た系統であるPUNPEEを生で観て、挙動の一挙手一投足にヤられてしまった。なにあれ?この辺の言語化を考えていたけど出来ない。高貴とか上品とか脱力とか猫背とか意外と背が低いとか「これ…俺が女の子だったら絶対好きになっちゃうタイプの人だ…」と思いながら見ていた。トキメいてしまった。こんな事を言うファンは嫌いであるけど、俺はあのライブを見てこんな事を言ってしまうファンもいるのも致し方ないと思った。君たち許してあげますよ、俺が。

 

とにかく俺はそのライブ後からPUNPEEになろうと頑張っていた。まずはライブ中のPUNPEEムーヴを体得した。そして口癖もコピーした。俺の挙動はすべて他人のコピーである。でもそれのミックス具合が個性ではないだろうか??

 

第二にカラオケでPUNPEEを練習する事にした。一番好きな歌はScenario (Film)という曲なのでヒトカラで二時間その曲のみをレコーダー片手に練習していたのだが、これがなかなか難しい。いつものカラオケの様に喉を開いて歌うと張り切りすぎのハリキリスタジアムという感じで全く同じ様なフロウにならないのである。友人にLINEでその旨を伝えると「PUNPEE宅録だから頑張って歌うヤツではないかもね」と言われたので、普段俺が話してる時の声で歌ってみる。俺は自身の声の低さを知っている、声が低いのでカラオケの時は喉を開いて高い声を頑張って出していた。普段の声で歌う事に違和感はあったのだがレコーダーで録音したのを聴き返すと「あ!聴けなくはない」となった。なんならうつ伏せになった時に話すくらいのダルさで歌うとPUNPEEっぽく歌える事に気付いたのである。しかし、歌メロパート以外は恥ずかしくなるくらいリズムが取れていない。脱力してやるラップの難しさを知った。PUNPEE好きの友人に聞くと初期PUNPEEもラップは下手だったということなので、今後も練習していこうと思ったのである。上手くなったら「ぱんぴち」という名前でyoutubeにカラオケをあげる全PUNPEEファンから「消えろ」との書き込みをもらおうと思う。