ゴッドタンの野呂佳代に感情移入してボロ泣き

最近やっていたゴッドタンを観て、泣き笑いをしてしまった。感情移入してワンワン泣いてしまった。

 

その内容はというと、番組アシスタントの松丸アナウンサーが産休。代役としてアシスタントをしていた元アイドリングの朝日奈央と元AKBの野呂佳代が、松丸の復帰により卒業。という形になるはずが、二人共ゴッドタンでの立ち回りが見事だったせいか、未だに呼ばれており、今回はそのアシスタント3人を芸人がプロデュースして、もっと面白くさせようという『アシスタントプロデュース王決定戦』という企画。

 

バカリズム朝日奈央を、おぎやはぎが松丸アナを、劇団ひとり野呂佳代をプロデュースする。

 

そもそも、ゴッドタンでは松丸アナの番組での振り切りっぷりがすごく、何を振られても器用にこなし、変顔であったり、けん(志村けんのこと)のモノマネも素晴らしいクオリティで出来てしまう、番組に欠かせない名アシスタントだ。

 

そんな彼女の代役として入ってきた、朝日と野呂も様々なフリを上手くこなしており、個人的に3人とも大好きだった。(特に朝日奈央が好きだった{可愛かったので})

 

番組冒頭、朝日奈央はアイドリングの頃からバカリズムにバラエティでの立ち回りをスパルタで叩き込まれ、50回は泣いているとの説明が入る(アイドリングの番組はバカリズムがMCだった)。今まで褒めたことがないくらいのスパルタ具合だったようだが、バカリズムが最近の朝日奈央の活躍を聞かれ「頑張ってると思いますよ」と言い、朝日が「初めて褒められた」と泣いてしまった。

 

ここで俺も号泣。だってこれ、すごい優れた師弟モノじゃん!!朝日ちゃんはめちゃくちゃ可愛いのに、どんな無茶ぶりにも期待以上の結果で返す、元からそういうのが出来る天才タイプの人だと思っていたので、そんなに裏ストーリーがあったとは……。優等生の努力が見えたら泣いちゃうって。

 

すげー分かる!!!朝日ちゃんはゴッドタンで結果を残してきたのに、本当に褒められたい人には褒められてなくて、やっと今日褒められたんだね!!!そりゃ!泣いちゃうよ!!!!

 

って、思いながら俺も泣いていた。

 

そして、野呂佳代の紹介。

 

2人は同時期にアシスタントになった。朝日奈央は体型もスリムで愛嬌もありムチャぶりされても本気で出来る優等生。対して、野呂佳代はぽっちゃり体型、ブスいじりもされるし、上島竜兵ともキスをしたりする、いわゆるイジられ担当である。朝日奈央の方が様々な点に置いて優れていた様に見えた(個人的には)。何事も100点を取る朝日奈央に焦ったのだろうか。以前の企画では爪痕を残そうと思ったのか、尖り過ぎたことをしてしまい、スタジオが変な空気に。それを劇団ひとりが説教し、それまでふざけていた野呂佳代は「だって……そんなこと言われてもわかんないよ〜!!」と号泣した過去がある。

 

今回のそのシーンが流れたのだが、俺はここで号泣。感情移入してしまった。

 

「ああ!!めちゃくちゃわかる!!安定したポジション得たと思ったら、急に天才(朝日奈央)がその場をあっさり奪って、自分の立ち位置に悩む感じ!誰にも相談できずに内にこもって『これかな?もしかして面白いってコレなのかな?まだ未確定だけど……でも、今の自分の引き出しにはこれしかない……』と、ストックがなくなり、急でこしらえたモノで勝負をし、コレジャナイ感を出してしまう感じ!!!

 

すごい分かる!!!負けた人が信頼を勝ち取る為に空回りする感じも、見ていて辛いが分かる!!

 

この辺で俺は顔がクシャクシャになって観ていた。

 

芸人のプロデュース後、松丸アナ、朝日奈央ともにホームランをキメた、ウケていた。

 

野呂は最後に何をやるんだ。これは特大ホームランを期待されているぞ!!

 

劇団ひとりが野呂にプロデュースをしたネタは、ハリウッドザコシショウの完コピであった。

 

野呂の登場時点でスタジオは大ウケ!!様々な誇張しすぎたモノマネを難なくこなし、恥ずかしそうな感じも一切なく、フルスイングしてスタジオの爆笑をかっさらう。

 

ここらへんで俺は「ヒーヒー」泣き笑いしていた。バラエティの中で、天才の芸人がたくさんいる中、爪痕を残す彼女達に。そして、一度迷走した野呂佳代が爆ウケしているスタジオに……。

 

オチも大変素晴らしく、番組冒頭でバカリズム朝日奈央を初めて褒めて泣かせたように、劇団ひとりが仕掛ける。

 

「お前……よく頑張ったな!」と、長々と褒めて、野呂を泣かそうとするも

 

「ごめん!間に合わない!」と言って、すぐに泣けなくて謝る野呂佳代のキレイなオチ。

 

俺は「ああ!この回最高だ!!こんな20分くらいに全てが詰まってる!!」と、感じてしまった。

 

ポヘミアンラプソディーもシュガーラッシュオンラインも観たが、今年一番感動したのはゴッドタンのこの回でした。

 

一度負けて、闇にのまれたが、そこからもう一度光になるストーリー。FF4のセシル以外であれは教えてください。

 

どんな人にも最適なゴールがあって、それは優劣ではない。そんな事を考えながら、俺はPCの前でウッウッ……と泣いていた。永久保存版である。