EDM=よしもと新喜劇なのでは?

先日、所属しているメディアの合宿があったのだが行きの車内BGMをどうするかという話になった。

 

皆さん、みんなで出掛ける時の選曲はどの様なものを選ぶだろうか?こういう時に自分が好きな曲を集めたマイベストみたいなのを流すのは良くない事というのは経験上よく分かっている。俺はそれを中学校のお昼休みに経験している。お昼の放送中、事前にCDを渡しておくと放送部が曲を掛けてくれる。当時、洋楽のパンクにハマっていた俺はオフスプリングやらノーダウトを持っていき、掛けてもらうも周囲の反応があまりよろしくない。こんなにいい曲なのに!!そういうのを見て「コイツらは分かっていない!」とイライラしたり、見下したり、2ちゃんねるに経緯を書き込み「それはお前が悪い」などとレスされてみたりしていた。お気に入りを聞かせるのは、相当相手にピント合わせてからでないと失敗するのである。なので車内BGMの正解は「あー!これあったねー」的な曲を掛けることだと思っていて、結局ニコニコ動画にある「〇〇年代が懐かしすぎて死ぬアニソン特集」みたいなのではないかと思っている。その程度で死んでたまるか!!

 

車内でも「こういう時に自分の好きな曲を掛けるのは恥ずかしくて出来ない」みたいな話になり、じゃあ何を掛けるとなった時に何故か「EDMだ!」という事になった。ご存知の通りEDMとはアゲアゲやパリピと称される人々が好きな音楽(多分EDM好きからしたらこういうイメージは「テクノ=ユーロビート」みたいな前時代的な勘違いだとは思うけど、日本における広義の意味でのEDMというとそのイメージが強いので)である。俺もよく知らないし、車内のメンバーももちろん聴かないだろう。じゃあ何故EDMにしたかというと『アゲアゲ』だから、それに尽きる。

 

スピーカーとiPhoneを繋げ、音楽アプリをEDMチャンネルに繋ぐ。

 

イントロ→激しいメロ→ちょっと落ちたメロ→4つ打ちからのドコドコドコドコ→サビ

 

と来たところで車内のメンバー全員が笑ってしまった。「アハハハ!これこれ!」という感じ。EDMはよしもと新喜劇だなと思った。誰もが「この後こうなるんだろうな!」と分かっていて、本当に予想した通りの展開だった時、めちゃめちゃ面白い(アガる)のである。そういう見方の人だけを集めてEDMフェスをやってみたい。

 

「お!落ち着いてますね!!!」

「まさか次は落ちちゃうんじゃないの〜?」

「ほんとに落ちるんか〜い!!」

「お!バスドラ来た来た来た!!」

「ドコドコドコドコ頂きました!!!」

「ここでブレイクということは!!!!」

「いや、一番では来ぉへんのか〜〜い!!ズコー!!」

 

と言った応援上映EDMフェスなら観てみたい。