初めてのマンガ

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人生で初めてマンガを描いたかもしれない。

 

自分の人生にはマンガ描きたい欲も、イラスト描きたい欲もサッパリなかった。ただ、今無性にユルい絵を描きたい。ちびまる子ちゃんとかのエッセイ風の絵が描ける様になりたい。上手くなくてもいいから伝わる絵を書きたい。はるな檸檬の様な絵を描けるようになりたい。かわいい自分のキャラを作って、グッズ化されて、サンキューマートにパクられて、彼氏と一緒にツイッターで怒りたい。

思えばみんなが絵を描いてクラスで回している中、俺はずっと難しい漢字を練習している様な生徒だった。絵に興味を持ったことがなかったのである。絵を描くとなるとどこから描くべきかが分からない。レイヤーを把握しながら描けばいいんだろうけど何かを握る構図とか見たくレイヤーが混じるとダメね、ポイッってしちゃう。ポイしないで(リア・ディゾン

 

マンガ自体はある程度は読んでいるつもりなのだけど、人と話す際に共通になりうるマンガを通っていない。いや、通ったけどサッパリ覚えていないのだ。幽遊白書ハンターハンタードラゴンボールスラムダンクを読んだのだけどサッパリ覚えていない。ワンピースやナルトは読んですらいない(ワンピースはバギーが出て来るあたりまでは読んだ)。ワンピースを読んでない代わりにちょっと上の世代の読むべき男の子マンガは無理して読んだ、北斗の拳キン肉マンガンダム(オリジンの方だけど)、聖闘士星矢

 

周りのマンガ好きは話の例えとしてワンピースやハンターハンターら辺のマンガをよく出すので、理解できない事にかなり劣等感を感じている。ちびまる子ちゃんとかロマサガ3の例えなら分かるんだけどネ。じゃあ、読めよって話なんだけど、リアルタイムにハマっていないとサッパリ頭に入らない。今もなんとなく全巻買ってマンガを読むのだけどぜっんぜん心に刻まれていない。心に刻まれているのはちびまる子ちゃんドラえもんジョジョ1-5部くらいだろうか?あと、どろろ

ジョジョとかも話の例えに使ってもサッパリ伝わらないのよね。俺がウィルソン・フィリップス上院議員とかブルりんとかカーズの「ウィンウィンウィンウィン」とかの話をするからだけど、マンガの覚え方が極端過ぎる。

 

みんなが楽しんでいるものを楽しめてない劣等感でいうと、俺が男の大好き映画と呼んでいる映画のジャンルがまさにそれ、ソ連ザンギエフ)。ライムスター宇多丸のラジオをずっと聴いているので「最高!!!フーーッ!!」と、宇多さんやそのフレンズが常々言っている「デッカイものがキレイな映像でドカーーン!!」「ロボットがバキャアアアン」の様な映画に興奮出来ていない、それがすごく辛いのだ。なんというか完全には仲良くなれていないけど同じチームみたいな疎外感。いや、別に俺宇多丸さんチームじゃねえじゃん。

 

自分を騙して「マッドマックス最高!!」などと言っていたよ、多分ツイッターでも言っていた。でもごめん、俺やっぱみんなが言うほどピンと来ていないってのが事実である。「宇多さんがこんだけ言うって事は……」って事でシンゴジラキングコングも観に行ったのだが、最終的に思うのは「ここに俺はいないな…」って感情。ドクター・ストレンジスターウォーズマーヴルキングスマンもキックアスも観たけどサ……ブレードランナーもそうなんだろうなって思ってる。

 

そうか、俺が作品に求めているものって感情移入なのか!!と、気付いたのは最近の話そりゃアクションも能力モノとかスポ根とかハマれない訳だわ。って思うわね。根がちびまる子ちゃんだからしょうがない。

 

お知らせ 

オモコロに記事を書きました。

 

町内カラオケのカセット!合唱コンクール!『身内音楽』コレクターに魅力を聞いてみた

omocoro.jp

色々な目線を持ちたいと思っております。身内音楽というジャンルがあることを知ると、家の中にアレがあったかな?とか、リサイクルショップあれば手に取っちゃうとか、こういう記事でそういう身内音楽眼鏡みたいなものが備わっていただけると幸いです。数の子ミュージックメイトさんの12/2のトークショー行きます。